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神経内科とはどんな診療科なのか

神経内科は、脳やせき髄、神経や筋肉の病気を診療します。どんなときに受診すればよいか具体的にわかりにくい診療科ですが、例えば頭痛や体のしびれ、めまいや痙攣などが起こったときに受診します。筋肉に力が入らず歩きにくかったり、しゃべりにくかったりする場合は、脳や神経に異常が起こっている可能性が高いです。社会的な問題になりつつある認知症も、異常を感じても何科の医者にかかればいいか分からないという声は少なくありませんが、神経内科がその答えとなります。素人にとって少々難しいのは、神経内科と精神科(精神神経科、神経科)、心療内科の違いがわかりにくいことです。かなり大きくまとめると、精神的な問題から来る身体症状が精神科や心療内科、そうではなく脳や脊髄、神経、筋肉から来る病気が神経内科となります。そのため実は関連するのが脳神経外科や整形外科、耳鼻咽喉科や眼科です。必要であればこうした診療科と連携し、治療を進めていくのが神経内科です。

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